懸賞サイトの利用
ホームページを公開してアクセスを増やしたいと思うのは当然のことで、そのために検索エンジンに登録するわけですが、それだけでアクセスが順調に増えることは非常に稀で、そのことは以前にも説明したとおりです。
さらに、検索エンジンに登録するだけでなく内容を充実させて、ホームページを頻繁に更新することも大切ですが、それでも足りないのです。
更新したことを見てもらいたい人に知らせなければ、こちらの都合に合わせてタイミングよくホームページにアクセスしてはくれないからです。せっかくの最新情報も、何日も後にアクセスした人にとっては古い情報にしか過ぎず価値がなくなってしまいます。
そうならないためには、ホームページの更新をタイムリーに知らせるためにメール送る必要がありますが、メールを送るにもメールアドレスがなければメールを送ることは出来ません。
また、ホームページはどうしても企業側の立場で作成されることからアクセスした人がどのような感想を持ったかを知ることは非常に重要で、その感想を踏まえてホームページを修正することでアクセスした人にとって有益なホームページにする事も可能になります。
もちろん商品やサービスに関する意見を集めることも可能ですし、新製品等を告知したり、企業の知名度をアップすることなど様々な利用が考えられます。
懸賞サイトの利用方法は、まさにアイデア次第なのです。
■懸賞マニアについて
懸賞サイトに懸賞企画を掲載するとかなりの応募がありますが、その中には懸賞マニアも多く含まれています。懸賞マニアの目的は他でもない景品で、賞品を提供している企業やその商品等にはほとんど興味がないと考えられます。
その上、懸賞マニアの間ではどのようにしたら当選の確率が高くなるかなど研究されていて、「コメントは必ず書く」というのも当選確率を上げるポイントとなっていますので、コメントが書いてあるからといって商品に興味があると錯覚しないことが大切です。
したがって、懸賞企画で将来顧客になってくれるであろう消費者のメールアドレスを集めることは、非常に困難でよほど綿密な計画を立ててから実施しないと経費がかかっただけでほとんど得るものがないという結果になりかねないのです。
特に懸賞に応募するときに、ダイレクトメールなどの被害を防ぐために普段使用しているメールアドレスを使用せずに無料で使える懸賞用メールアドレスを使用する懸賞マニアも多く、集まったメールアドレスがどれだけ利用価値があるかも疑問が残ります。
[主な無料のメールアドレス]
Hotmail (*****@hotmail.com)
Yahoo!メール (*****@yahoo.co.jp)
gooフリーメール (*****@mail.goo.ne.jp)
Excite Mail (*****@excite.co.jp)
逆に当初から懸賞マニアが応募してくることを前提として、企業や商品の知名度アップやアンケート調査などを目的とするならば意外な効果を得ることが出来るかもしれません。懸賞マニアを嫌うのではなく、うまく利用することも懸賞企画のポイントなので、懸賞マニアがどのような方法で応募して来るのかをある程度知っておく必要があるのです。
■賞品について
懸賞企画にとって賞品を何にするかは非常に重要です。
懸賞サイトを見れば分かりますが、食品・家電・宝石・現金・自動車などないものはほとんどないほど様々な賞品が用意され、懸賞マニアでなくても応募してみたくなるような賞品が沢山あります。
当選者は1名の場合がほとんどですが高額な景品も多く自動車、現金100万円、海外旅行などもそう珍しくはなくなってきました。
現金、図書券、商品券等など誰でも当たってうれしい景品も多くこちらの当選者数は数名の場合もありますが数百名に当たる場合もあり、当たる確率はかなり高いと考えられます。
懸賞企画は、賞品を何にするかで応募の件数や応募してくる方の選別にも影響はありますので、次に説明する法令を踏まえ企画の目的に合わせて魅力的な賞品を用意することが大切です。
■懸賞企画と法律
懸賞企画を実施する前に独占禁止法や景品表示法などの法律もチェックする必要があります。下記のとおりいくつかの種類があり、それぞれ景品の金額や総額などが定められていますので、注意が必要です。
1.オープン懸賞
これは賞品提供者の商品やサービスの購入や利用に関係なく誰でも応募が可能なもので一般に広く告知されるタイプのものです。
景品の最高額は、1,000万円が限度です。
2.総付景品
これは、懸賞の方法をとらずに、商品の購入者全員とか来店者全員に景品を提供する場合です。
この場合の景品の限度額は、取引価格の1/10で、取引価格が1,000円未満のときは100円となります。
3.一般懸賞
総付景品と異なり抽選やクイズなどで当選者を決定し景品を提供するものです。
この場合の景品の限度額は、取引価格が5,000円以上のときは景品の最高額は10万円とし景品の総額は売上の2%以内、取引価格が5,000円未満のときの景品の最高額は、取引価格の20倍で景品の総額は同じく売上の2%以内となっています。
4.共同懸賞
商店街で共同して景品等を提供する場合で、この場合の景品の限度額は30万円で懸賞の総額は売上の3%となっています。
これらの規定は、あまりに高額な景品で一般消費者の商品選択を混乱させないようにするためのもので、法令の詳しい内容は、公正取引委員会ホームページ
(http://www.jftc.go.jp/)に記載されていますので参照してください。
■懸賞企画実施のポイント
懸賞企画は、何を目的にするかで方法が変わってきますが、共通しているのは懸賞サイトから自社のサイトにリンクし、そこに用意した応募フォームにメールアドレスなどを入力してもらい応募するというパターンです。
ただ、アクセスしても応募フォームが見つけにくい場合や応募に何らかの条件がある場合は必然的に応募者は減りますし、応募フォームが見つかったとしてもメールアドレス等の必要(と思われる)事項以外に年齢や職業などいろいろと回答しなければならない項目が多いと一般的には解答が減ります(懸賞マニアは応募が面倒なものを狙う場合もある)。
応募者を選別する方法としては、賞品をターゲットとなる層の方々にのみ魅力的なものにする方法もありますし、応募に何らかの条件をつける方法もあります。
前者の場合は、懸賞マニアも多くなりますが、後者の場合は条件の設定によっては応募は少なくなるかもしれませんがターゲットとなる方々を集めることが可能になります。
また、応募者に広告メールを送信したり、セールスの電話をかけたりすることは、あらかじめ応募の際に了承を得ている場合以外には控えるべきであり、メールを送信することが目的であれば、その許可を得ることを忘れてはなりません。
■懸賞サイトへの登録
懸賞企画を成功させるには自社のホームページに載せただけでは駄目で、懸賞サイトと呼ばれる懸賞情報を集めて掲載しているサイトに登録する必要があります。
懸賞サイトは、Chance It!(http://www.chance.com/)やとくとくページ(http://tokutoku.com/)などの有名なサイトから無名なサイトまでかなりの数がありますが、出来るだけメジャーなサイトに掲載するのが良いでしょう。
■まとめ
懸賞サイトを利用して、アンケートを実施したり、メールアドレスを集めることはその目的と手法を間違えなければそれなりの効果はでます。
しかし、懸賞企画に依存した形で集客することは決して好ましい形だとはいえません。
ホームページを新規に公開したりキャンペーンを実施した場合など一時的に集客したいときの特効薬として利用すべきで、その場合でも懸賞マニア以外の将来の顧客予備軍をどれだけ集め、そして、自社のファンになってもらうかが最大のポイントなのです。
良くあるのが、懸賞企画を実施して「アンケートの回答が*****件」とか「メールアドレスが*****件集まった」などとある程度まとまった数が集まるとそれで成功したように錯覚しがちですが、実際は、集まったアンケートやメールアドレスなどの情報をどのように利用してビジネスを伸ばすかが重要なのであり、その生かし方まで考えることが懸賞企画で大切なことなのです。
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